先般行われた、曹洞宗高雲山観音寺住職 前田憲良導師による「禅の世界」セミナーは大盛会のうち幕を閉じました。
意外にも禅体験をされた方は参加者の中でも4分の1くらいの人数でした。
禅を知りたい!体験したい!という方がほとんどなので、それだけ禅に対する関心が高まっているということでしょう。
体験坐禅は20分間という短い時間でしたが、参加者様は普段感じることのない感覚に陥り、クセになりそうだという方もいました。
きっと、喧騒から離れ自分の本質へアクセスする心地よさがそう思わせるのでしょう。
気合を入れるためにきょうさくを放たれる瞬間を求め、10人くらいの方がビシッとされていました。
(注:会場の関係で希望者は前に出てきていただく方式をとりました)
皆さん、法話にも大きく関心を持ち「禅」の思想から拡がる己究学(こきゅうがく)というスーハーする呼吸から自己を整えて行く所作の話から
「禅リトリート」と呼ばれる、自分で自分を救済する方法まで幅広くお話があり、考えさせられる時間となりました。